オムニチャネルマーケティングはマルチチャネルと行き来する?

オムニチャネルマーケティングという手法が近年、マーケティング業界を賑わしています。
しかし「オムニ」とは一体何のこと? という方も多いでしょう。

少しオムニチャネルマーケティングについて触れておきます。

オムニチャネルマーケティングとは

こちらにその定義を説明したものがあります。
オムニチャネルとマルチチャネルの違いを知ろう(ORANGE BLOG様)

要するに

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■オムニチャネル
チャネル横断がある。
どのチャネルを見ても同じ体験ができ、同じ商品、サービスの享受が受けられる。

■マルチチャネル
チャネル横断がない。
さまざまなチャネルでの受け入れはできるが、チャネルごとで受けられるサービスが違う。
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オムニチャネルでは、顧客がどこで商品を購入しようと決めたのか覚えがない、と言われています。
チャネル横断があるのであれば、内容情報は統制されており、チャネルごとで違うということはあまりないのでしょう。
チラシを見る、Webを見る、スマホで見る、PCで見る、という一連の流れがスムーズにできることが条件です。

オムニチャネルは難航する

難航する理由は明白です。予算です。

オムニチャネルを準備するとなると、情報を統制するのはもちろんですが、それだけのチャネルを準備しなければなりません。全てのチャネルに等しく網を張るわけですから、準備には費用がかかります。
日本では99%が中小企業、それだけの予算を広告に出せるわけもなく、オムニチャネルマーケティングを実践するのは非常に難しいでしょう。

またそういった企業のほとんどは効果が出るまでの期間を待てません。
すぐに効果が出ることを望んでいます。 PDCAサイクルを回すだけの体力(=予算)がないところが多いのです。

そこで中小企業に取られる施策で挙げられるのはPDSという手法です。
PDSとは
・P:Plan(計画)
・D:Do(実行)
・S:See(視る)
です。
CAを起こすには時間がかかるのであれば、矢次場に新しい施策を行うことになります。
きちんとした施策と結果と改善を行うという意味では邪道ではあるでしょう。
小規模な施策を順繰りに打ち出して最適なマーケティング経路を確保する方法と言えます。
この方法であれば無駄な予算が発生しづらいというメリットがありますが、クライアントとユーザーが接触を持つまでの経路の模索に時間がかかるのが難点でしょう。

オムニチャネルは最適化され、マルチチャネルへ?

仮にオムニチャネルマーケティングを実践できても、ユーザーは情報を得るその場の雰囲気や思考をはじめとして、チャネルごとで求める情報が違うという理論に基づいた場合、結局は情報の打ち出し方が変わっていくのではないでしょうか?

これでは行き着く先はマルチチャネルと変わらない、となるわけです。

もちろんマルチチャネルであることが最適というわけではなく、おそらくはマルチチャネルとオムニチャネルの間を行ったり来たりするのが最適解なのではないでしょうか。そうして情報の輪は広まっていくのだと思われます。

さいごに

オムニチャネルは意識しつつ、無理してオムニチャネルに向かう必要はないと考えます。
あくまでもチャネルごとで求める情報が何であるかを考えることが重要なのではないでしょうか。